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マルチDSP開発環境
説明
JTAGチェインによる方法
複数のエミュレータを使用する方法(Dspiceの場合)
複数のエミュレータを使用する方法(Predatorの場合)

TI DSP,ARMユーザー様へ
 開発予定の製品に必要な計算能力がDSPひとつでは間に合わない、あるいは
予測不可能なので最初は複数のDSPを使用できるようにしておきたいということは多々ありえます。
その際、DSPボードの設計がいきなり難しくなるのはやむを得ません。
ただ、それにともなって開発ツールの使用も難しくなるかというとそれほどでも有りません。
なぜなら
統合開発環境Code Composer Studioには、最初から複数のDSPをデバッグする機能が備わっていますし、
ボードとの接続形態であるJTAGも、複数のDSPをチェイン形式で接続できる仕様になっているからです。
開発対象のDSPの個数が増えたとしても、多くの場合、
 ひとつのPC、
 統合開発環境 1ライセンス分、
 ひとつのJTAGエミュレータ
だけで済みます。

以下に、その実現方法
  JTAGチェインによる方法 
  複数のJTAGエミュレータによる方法(DspIce使用時)
  複数のJTAGエミュレータによる方法(Predator使用時)
  マルチDSP用JTAGエミュレータによる複数DSPデバッグシステム
をそれぞれ述べます。


JTAGチェインによる複数DSPデバッグシステム
 下図は、JTAGチェイン方式による複数DSPのデバッガ接続の概念図です。

 

 現在、 Code Composer Studioは Ver2あるいはVer3になっていますが、Ver 1.xより以前のバージョンでは
この方法以外に複数DSPをデバッグする便利な方法は有りませんでした。
JTAGチェイン方式は、安上がりでありがたいのですが、欠点があります。

DSPの個数が増えると、すべてのデバッグ動作が遅くなっていく。
 デバッグ対象としてPCからみることのできるDSPは常に一個だけです。対象外のDSPは一時的に単なるシフトレジスタとして振舞います。
対象とするDSPの切り替えはソフトウェアが影で高速に自動的におこなっているので、ユーザーは切り替えのために苦労をすることはないのですが、観測したいデータなどは、一旦すべてのDSPをとおってからPCにやってきます。DSPの数が多くなると、単なるデータシフト動作をたくさん行うようになるため、動作が遅く見えてきます。
DSPの個数が増えてくるとJTAGチェインの配線長が長くなり、信号伝達の信頼性がさがる。
 極端に信頼性がさがるとデバッガが起動できなくなります。JTAGの通信は10MHzのクロックでシリアル伝送されているのですが、JTAGの配線長が長いと、信号線にノイズがのったり、インピーダンスのミスマッチングにより反射波が発生して偽信号となり、正常に通信ができなくなってデバッガが起動できなくなってしまいます。
これを避けるには、熟達したパターン配線屋さんにいい仕事をしてもらい、電気設計者もインピーダンスマッチングと反射波防止に心がけなくてはなりません。失敗したら基板の作りなおしです。


複数のJTAGエミュレータによる複数DSPデバッグ(Dspice使用例)
 Code Composer Studio Ver2以降で実現可能となりました。
ひとつのPC、統合開発環境 1ライセンス分、複数のJTAGエミュレータで実現するデバッグシステムです。
 弊社取り扱いのDspice-JTAGとDspice-LVで接続実験をした様子を以下に示します。Dspice-JTAGは(Dspice*-LVの前のバージョンの機器です。)
弊社には、複数DSPのボードがございませんので、EVM6201とDSK 6711を一枚ずつ、計2枚をDSPボードとして使用します。
1. JTAGエミュレータ Dspice*-JTAGとDspice*-LVのI/FカードをひとつのPCに同時に挿入します。
PCにはCode Composer Studio Ver2がインストールされています。写真中3枚のカードのうち奥のものはビデオカードです。
 JTAGエミュレータ DspIce*-JTAGとDspIce*-LVのI/Fカード

2. 接続の全体像
下記のようにPC、エミュレータ、DSPボード、電源を接続し、Windowsを立ち上げます。
 

3. Code Composer Studioのセットアップ
C6000 XDS(Texas Instruments)のデバイスドライバを使用してエミュレータを二つ分使用するようにセットアップします。



ただし、このとき、それぞれエミュレータのI/O Porsアドレスは重複していません。



4. Code Composer Studioの実行
 Code Composer Studioを起動すると、最初にParallel Debug Managerが起動するので、それぞれの本体ウィンドウを Openします。
 Code Composer Studioの実行

下記はそれぞれのDSPにサンプルプログラム(volume1とvolume2)をダウンロードし、実行しているところです。

 

 以上のような手法を用いることにより、複数DSPのデバッグを確実に、そして高速に行うことができます。
Code Composer Studioのライセンスさえあれば、C6000に限らずC5000やARMの混在が可能です。


複数のJTAGエミュレータによる複数DSPデバッグ(Predator使用例)
 Code Composer Studio Ver2以降で実現可能となりました。
 Windows98にて、弊社取り扱いのPredatorを2台使用して接続実験をした様子を以下に示します。
弊社には、複数DSPのボードがございませんので、EVM VC5509とDSK 6711を一枚ずつ、計二枚をDSPボードとして使用します。

1. Predator2台をひとつのPCに同時に挿入します。
PCにはCode Composer Studio Ver2がインストールされています。 Predator2台をひとつのPCに同時に挿入


2. Code Composer Studioの実行
 下図左はParallel Debug Manager、右上はDSK C6711用、右下はEVM VC5509用のデバッグ画面です。それぞれ別々のプログラムをダウンロードし、実行しています。


 注意 : ご使用になるエミュレータ、CCS、OSの種類など組み合わせによっては動作しない場合もございます。
ご使用にあたっては弊社技術サポートまでご相談ください。



SHARCユーザー様へ
 ターゲットボードの設計にあたって、DSPボードのJTAG配線方法を記述した日本語の文献を作成しました。無料配布しますが、
お客様の状況にあった補足説明をいたしますので、メールでご相談ください。とくに、DSPを複数使用する場合には、慎重に設計してください。

 

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